2008年、偶然目にしたキーワードがきっかけで『フラワー・オブ・ライフ』という書籍と出会いました。
〜数字・幾何学・音〜 一見バラバラなようでいて、美しい法則でつながっている不思議を、私見で綴ります。
出会った書籍が開いた扉
2008年のある日、偶然目にしたキーワードが気になって、ネットで調べ始めたことがありました。調べている中で、一冊の本との出会いがありました。
それは『フラワー・オブ・ライフ』(ドランヴァロ・メルキゼデク著)。
実際に手に取ったのは2012年です。上下2巻。難解ではあるけれど、ほんの数ページを読み始めただけで、惹き込まれました。
たとえば、このような記述があります。
『神聖幾何学である<フラワー・オブ・ライフ(生命の花)>は、エジプトだけでなく世界各地に存在し、しかもほぼどこでも同じ名前で呼ばれている。その幾何学の中には<ツリー・オブ・ライフ(生命の木)>が含まれ、12の構成要素と13番目のセンターが存在する。そして——ピアノのオクターブは、13音目から次のオクターブが始まる。』
神聖幾何学と数字と音の、美しすぎる一致です。
この本の中で、著者は考古学者の見解や、歴史書を論理的に読み解きながら、地球を越えて宇宙にまで広がる壮大な世界を描いています。インスピレーションから受けたと思われる記述も含まれてはいますが、それでも、「宇宙には数字の美しい法則がある」と確信させるような感覚を、この本から受けます。
数字には美しい法則がある ─ フィボナッチ数列と黄金比
書籍『フラワー・オブ・ライフ』には、自然界の数字の法則である、フィボナッチ数列についても詳しく記述されています。
フィボナッチ数列とは、1、1、2、3、5、8、13、21……と、前の二つの数を足すと次の数になるという数列です。
驚くことに、この数列は自然界のいたるところに存在しています。花びらの枚数、松ぼっくりの螺旋、巻貝の形、銀河の渦巻き。そしてこの数列の隣り合う数の比率は、ある数に近づいていきます。1.618……いわゆる《黄金比》です。
人間が本能的に「美しい」と感じる比率として知られるこの数字は、古代ギリシャのパルテノン神殿にも、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画にも使われています。
宇宙は、数字という言語で語りかけているのかも知れません。

音も数字でできている ─ 整数比という宇宙の調和
そして、音楽も数字の世界と深くつながっています。
音の高さは周波数(振動数)で決まりますが、美しく調和する音の組み合わせ—ドとソ、ドとミといったハーモニーは、周波数が《整数比》(2:3、4:5など)の関係にあります。
古代ギリシャの数学者ピタゴラスは、弦の長さと音の関係を研究し、「音楽は数の調和である」と語りました。
倍音もそうです。ひとつの音を鳴らすと、その整数倍の周波数を持つ音が同時に鳴り響く。この豊かな倍音の重なりが、音の「深み」や「心地よさ」を作り出しています。
音と数字は、遠いところにあるものではなく、きっと元々同じ法則の上に立っているのでしょう。

数字と音と宇宙 ─ 美しい宇宙の法則
フィボナッチ数列が花びらに宿り、黄金比が星雲の渦を描き、整数比が音楽の調和を生む。
『フラワー・オブ・ライフ』は14年前に一通り読んだものの、情報量も非常に多く、なかなか理解できるものではありませんでした。それでも、今も時にふと「何か参考になることが書かれていたかな?」と、目を通すことがある、私にとってはそんな本です。
数字と神聖幾何学・図形の関係については、『宇宙の羅針盤』『22を超えてゆけ』(辻麻里子著)も興味深く、独特の世界観で惹き込まれる書籍です。
これらはきっと全て、一つの大きな宇宙の法則の中で繋がっているのかも知れません。
数字は、宇宙が私たちに語りかける言葉なのかも知れません。
シンギング・リン®︎の音を聴くとき、その美しい響きの中に宇宙を感じます。「宇宙の音」と表現される方が多いのも、わかる気がします。
そんなことを想いながら、今日も音に耳を澄ませています。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

